1. いまだにサラ金のイメージのある消費者金融会社
2. 二流のサラ金で借りる
3. 二流のサラ金で気をつけたいこと
4. 二流のサラ金に借りて大丈夫？
5. 取り立ては厳しくない？

 

いまだにサラ金のイメージのある消費者金融会社

消費者金融会社はサラ金と言われていた時代が、ありました。サラリーマン金融の略ですから、今の消費者金融とそれほど意味は変わりません。それでも、サラ金と呼ばれた時代はとにかく、消費者金融会社からの借金返済の取り立てが厳しかったのです。

もともと、サラ金というのは俗語であって正式な名前ではないのです。それでも、借金の取り立ての厳しさは、90年代後半くらいまでもっとも厳しかったのです。

しかし、それが2000年代になって少なくなっても、厳しい取り立てがゼロにはならない時代が続いたのです。結局、大手の消費者金融会社の多くが、経営破綻するくらいまでは続いたといってもいいでしょう。

それでも、今も大手消費者金融会社は昔の名前のまま残っているのでは？そういった意見も多いと思います。現在のアコムやプロミス、アイフル、レイクといった、大手消費者金融会社の多くは経営破綻し、そのほとんどがメガバンクやネットバンクの傘下になっています。昔の名前で出ていながら、昔とは違った会社組織になっていると考えていいでしょう。

もっとも、これは大手消費者金融会社の話であって、消費者金融会社はその業容によって大きく3つに分別することができます。一つは大手消費者金融会社ですが、後の二つは中小消費者金融会社と街金と呼ばれる小規模な消費者金融会社です。

大手消費者金融会社を一流の消費者金融会社と言えば、中小消費者金融会社や街金は、二流の消費者金融会社と言えるでしょう。そして、大手消費者金融会社はサラ金から脱却しています。中小消費者金融会社や街金は、昔ながらのサラ金のイメージを色濃く残しているところもあります。一流の大手消費者金融会社と比較して、二流のサラ金と呼ばれる所以なのです。

それでも、大手消費者金融会社でお金を借りることができない人にとって、この二流のサラ金も救世主となってくれるのです。何故、大手消費者金融会社で借りるほうがいいのかというと、もちろん消費者金融会社で借りるよりは、銀行カードローンのほうが良いのは間違いありません。

しかし、銀行で誰でもお金を借りることができるわけではありません。属性が低いと審査に通ることはできないので、銀行で借りることができない人は自ずと消費者金融会社で借りるしかないということになるのです。

属性という言葉が出ましたが、融資をする側によって解釈はまちまちとなります。銀行を例にとると正規雇用で、他社借入れがない場合でしたら、属性は高いということになります。それ以外、例えばパートアルバイトあるいは他社借入れが多いと属性が低いとなり、銀行カードローンの融資を受けることは難しいでしょう。一方の消費者金融会社になると、その属性の高い低いといった解釈がかなり違ってくるのです。

銀行では低い属性が、消費者金融会社ではまあまあといった基準になることは、少なくありません。ですから、銀行で借りることができなかった人は、自ずと消費者金融会社のカードローンや通常のローンに流れていくということですね。
   

二流のサラ金で借りる

銀行で借りることができないなら、大手消費者金融会社で借りようということになります。前述したとおり、大手消費者金融会社の多くは銀行グループの傘下になっています。銀行本体のカードローンよりも、審査基準は低いかもしれません。

消費者金融会社全体の中では審査基準が最も高く、属性に不安のある人は融資を受けるのは難しいかもしれません。それでも、パートアルバイトの人でも融資を受けることができる場合もあります。大手消費者金融会社と言えども、カードローンの間口は広いのです。

滞納や延滞といった、支払日に返済しなかったという履歴のある人は、審査に通るのは難しいでしょう。一度や二度くらいでは、うっかりミスということが考えられるのですが、延滞を常習している場合、遅れてもきちんと返済しているといっても、延滞したという事実は消えません。契約にもあるとおり、延滞した場合は契約不履行ということになります。たとえ返済したとしても、消費者金融会社からの心証は悪くなるでしょう。

また、他社借入れの延滞がわかるのかということですが、これはわかります。というのも、銀行や大手消費者金融会社は、個人信用情報機関に加盟しています。その個人信用情報機関というのは、貸し借りといった全ての情報を管理しているところです。返済に対して延滞したといった情報もしっかりと記録されています。加盟している金融機関や貸金業者は、他社の借入れであっても、そういった情報を共有して照会することができるのです。

延滞が高じて返済不能となった場合は、債務整理や自己破産といった金融事故のケースになってしまいます。これは、俗にいう金融ブラックということですが、こうなると銀行や大手消費者金融会社から融資を受けることはできなくなります。

債務整理となると一旦債務全額をとりまとめて、返済しやすいようにローンを組み直して、債権管理団体に返済するようになります。債務整理の場合は、借金が帳消しになることはありません。一方の自己破産は、借金が帳消しになります。

そうすると、自己破産のほうがいいのでは？と言う考えになりますが、この場合は、持ち家があればそれを手放さなくてはいけません。加えて、他にも資産があるようでしたら、それも差し押さえになり競売にかけられます。手持ちの資産を売却して借金の返済に充てるので、かなりの身銭を切らなければいけないのです。ですから、金融事故を起こした場合は、債務整理か自己破産かどちらが自分にとって有利なのかをよく考えなくてはいけません。

それでもブラックの人は、お金を借りることができないかというと、信用情報機関に加盟している銀行や消費者金融会社から、融資を受けることは無理でしょう。しかし、その信用情報機関に加盟していない二流のサラ金でしたら、融資を受けることは可能でしょう。すなわち、ブラックOKということですね。
   

二流のサラ金で気をつけたいこと

二流のサラ金は、中小消費者金融会社と街金ということになります。中小消費者金融会社の中には、大手消費者金融会社にひけをとらないような業容の消費者金融会社もあります。ですから、二流のサラ金となると、中小消費者金融会社の一部と街金ということになるでしょう。

また、俗に言われる闇金業者ですが、これは非合法の貸金業者です。よって、ここから借りることのないようにしましょう。一見して、わからないかもしれません。闇金として営業しているわけではありませんから、表向きは普通の貸金業者なのです。しかし、金利などは明らかに高いです。

利息制限法での上限金利は、20％と決まっています。これは年利ですから、同じ20％でも平気で月利計算してくるのが闇金です。このあたりは間違えないようにしましょう。

ブラックの人にも融資をしてくれるのが、消費者金融会社です。これが二流のサラ金業者なのですが、消費者金融審査もゆるいのが特徴といってもいいでしょう。つまり、ブラックの人にブラック融資が可能なのです。

どうしてブラックの人に、融資ができるかということですが、ブラック状態にあることは特に関係がないと言うか、不問としているところが多いのです。ですから、ブラック融資が可能ということですね。

これは、中小消費者金融会社や街金融などが信用情報機関に加盟してなく、審査といえば独自審査を行っているからできるのです。信用情報機関に照会することで、ブラック状態にある人金融事故を起こした人というのがわかるのです。ですが、この信用情報機関に加盟していなければ、そういった情報を得ることはできません。ですから、現在の属性のみで自社審査をするしかないのです。

はたまた、現在の属性については、厳しくチェックすることが多いようです。原則として収入証明書は必要ですし、対面での申し込みの場合は、その場で会社への在籍確認をすることが多いです。街金の場合でしたら、この二つをクリアすれば融資を受けることが比較的簡単にできるでしょう。
   

二流のサラ金に借りて大丈夫？

二流のサラ金に借りても大丈夫なのでしょうか。これは多くの人が持つ心配事だと思います。しかし、結果的にヤミ金ではない貸金業者であって、お金がどうしても欲しいという場合。そして、そこにお金を貸してくれる、貸金業者がいるのでしたらどうでしょうか。たとえ、それが二流のサラ金業者でも、背に腹は変えられません。つまり、お金を借りることになると思います。

また、二流のサラ金業者で特に街金などは、公式サイトを持っていないところが多いです。そうなると、消費者金融一覧などから街金の存在をチェックしたほうがいいでしょう。多少面倒ですが、多重債務者であっても融資をしてくれるところが大きなメリットです。

二流のサラ金業者を探す手間は確かに必要ですが、お金を貸してくれるところが最優先と考えると、日頃からお金を貸してくれそうなところを探しておいたほうがいいですね。

二流のサラ金の場合、特に街金の場合は小口融資の場合が多いです。限度額があって、10万円程度が最高の貸出額となることが多いですよ。10万円以上のお金を借りたいのであったら、中小消費者金融会社の中から選ぶようになります。

その中でもブラックOKと言ったところや、多重債務者OKというところがあります。実際にホームページで、ブラックOKといった書き込みがあるわけではありません。もっとも、信用情報機関に加盟していなければ、自社審査ということで、ブラックであっても多重債務者であっても、審査基準に関係はありません。お金を貸してくれるところが、ベストな貸金業者ということですね。
   

取り立ては厳しくない？

二流のサラ金だからといって、取り立てが厳しいということはありません。債務者の権利というものが法律で決まっていて、お金を貸す側、すなわち債権者の行動もしっかり規制されているのです。

もっとも、取り立てというか電話があるのは、あくまでもお金を借りた側が、期日までに返済しないからかかってくるのです。

取り立てが厳しいと言う前に、しっかりとした返済計画を練り、それにそって返済していかなければいけないのです。